スモールボートセーリング - Small Boat Sailing

ホビーアドベンチャーアイランドを改造しながらセーリングを楽しむブログ

悲しいニュース


日本におけるアドベンチャーアイランドの最大の輸入元であるマリンボックス100のサイトを見ていたら、なんと!アドベンチャーアイランドは製造中止、つまり廃番になってしまったみたいです。。(2021年末で終了のようです)

これほどいいフネなのに、、残念です。
海外のサイトやYoutubeを見ると2人乗りのタンデムアイランドが多いので、タンデムアイランドの方が全世界的に見るとメジャーなんだろうな、、とは思っていましたが、まさか製造中止になるなんて。Hobie社にとってはそれほど売れていないフネ、商売にならないフネ、ということなのでしょうか。。

改めてAIとTIのスペックを並べて比較してみたいと思います。

<Adventure Island>
・Length: 16' 7" / 5.05 m  
・tandem island: Length: 18' 6" / 5.64 m
・Beam (Amas Folded In): 44" / 1.12 m  
・Beam (Amas Out): 9' 6" / 2.9 m  
・Capacity: 400 lbs / 181.44 kg
・Fitted Hull Weight: 102 lbs / 47 kg   
・Fully Rigged Weight: 185 lbs / 64.4 kg 
・Mast Length: 16' 6" / 5.03 m 
・Sail Area: 65 ft² / 6.04 m²  
・Spin Sail Area: 5.3 m²  
・Price : US$5299
 
<Tandem Island>
・Length: 18' 6" / 5.64 m
・Beam (Amas Folded In): 4' / 1.22 m  
・Beam (Amas Out): 10' / 3.05 m  
・Capacity: 600 LBS / 272 kg  
・Fitted Hull Weight: 130 LBS / 59 kg  
・Fully Rigged Weight: 240 LBS / 109 kg
・Mast Length: 18' / 5.49 m  
・Sail Area: 90 FT² / 8.4 m²  
・Spin Sail Area: 6.78 m²
・Price : US$8299

私が購入を検討したとき、TIではなくAIを選んだのは次のポイントでした。

・重量が軽い(差分:44.6kg )
・全長が短い(差分:59cm )
・値段が安い(差分:40-50万円くらい?)

・重量が軽い
以前カヌーに乗っていたことがあるので、陸でフネを運んだりするときは軽ければ軽いほどいいと考えていたので、迷わずAIを選びました。
実際、私にとってはいまのAIでも海から浜に上げ下げしたり、艇庫まで船台に載せて引っ張っていくのはかなりの重労働で、今の環境だと1人でTIを上げ下げするのは無理かなと思っています。(試してみたことはないですが)

また日本で多いカートップ運用を考えても、1人で車のルーフに載せるのはAIが限界のような気もします。(ブログを読むと日本でも1人でTIをカートップ運用されている方もいますが)
ただ海外ではカートップよりトレーラーで引っ張るスタイルの方が多いみたいなので、重量はそれほど気にしない人が多いのでしょうかね。。

・全長が短い
車種にもよるのですが、カートップを考えると日本国内で売られているほとんどの車(商用車を除く)は5m以下が多いので、5.05m、と5mを少しだけ超えるくらいのAIの方が圧倒的に安全に法定の範囲内でカートップができる確率が高いと思います。
私も今はカートップ運用をしていませんが、将来的にはカートップしていろいろな地方の海に行きたいなと思っていたので、この全長差(船体もマストも)は大きいなと考え、AIを選びました。
まあこれもトレーラー運用になると関係なくなるのでしょうけど。。

・値段が安い
今となってはどこのサイトにも載っていないのでAIの正規価格がわからないのでうろ覚えなのですが、私が購入を考えていたときにはたしか本体価格で少なくとも40-50万円くらいの差はありました。(USのサイトにはまだ価格があったので、上にはそれぞれのUSドルの値段を書きました。$3000ドルの差があります)
素のTIを買うなら、オプションをたくさんつけて快適にAIに乗った方がいいかな、と思い、私はAIを選びました。

実際3年ほど乗ってみて、私にとってはAIは他に替えが効かない、素晴らしいフネだと思っています。それが製造中止、とは残念なニュースです。

もしかしたら、、、
AI/TIともに近い将来フルモデルチェンジを控えていて、いろいろと改良された完全ニューモデルの開発や生産に注力するための段階的なモデル数削減、だったり、、はしないですかね。。
(まったく根拠のない、完全に私的な妄想です)