潮で固着していた熱交換器のコアが取れてコア単体の水漏れテストもOKだったとの連絡をもらい、またハーバーへ。
今回は自分で熱交換器を塗装、メカニックの方と一緒に取り付けまでやります。
潮抜きして清掃済みの各部品たち。
潮が取れると、アルミの腐食がよく見えます。

底面の清水ポンプからの配管を繋ぐ部分もかなり腐食が進んでます。
ゴムのエンドキャップとの接合部も腐食による凹凸が多数。
エンドキャップを取り付ける時にはこれらの凹凸を埋めるためにも液体ガスケットを併用した方がいいそうです。

エンドキャップの内側も熱交換器側の凹凸が転写されてデコボコになってます。
前後とも新品に交換予定。
取り外して掃除したサーモスタット。
そしてサーモスタットの周りのOリングはこんな感じで千切れていたそうです。
ヒドイなあ・・。どうしたらこんなになるのか。


部品との接合面や開口部をマスキングして塗装の準備。

そして塗装。
ボルボペンタエンジンの純正色のスプレーがもともとフネにあったのでそれを使います。

塗装が出来上がりました。
外観上はだいぶアップデートされた感じ。


サーモスタットはこのように収まります。(仮付け状態)

サーモスタットとそれに当てて押し付けるための円筒部品はこんな感じで取り付きます。

塗装が乾くのを待つ間にフネに行って古いクーラントをドレンから全抜き。
右舷側のエンジン側面のドレンプラグを緩めてクーラントを抜いたのですが、抜け切ったらヘドロのような汚れが溜まったのがいっぱい出てきてびっくり。
こんなにも汚れていたなんて。温水器のサビも混じっているんだと思います。
真水を足したりして何度もできる範囲ですすぎをして掃除しました。

下準備が終わったら、いよいよ熱交換器を取り付け。
すべての部品の接合面には液体ガスケットを併用してパーツを取り付けて行きます。
エンジンとの接合面にもスリーボンドの液体ガスケットを使用。
交換器本体をスタッドボルトでエンジンに取り付け終わったら、このようにサーモスタットをOリングとともにセット、この後に前述の円筒部品をサーモスタットに押し当てるようにセットして最後に紙ガスケットと液体ガスケットを併用してフタをします。


取り付け後は各部の配管を繋いでクーラントを入れて試運転。
1回、熱交換器下部のゴムホースを締めているクランプがダメになっているのに気付かずそこからジュバーっと漏れるというアクシデントがありましたが、ホースバンドを替えて対応。
再度エンジンをかけ、回転数を上げてもクーラントの量は一定で安定しています!
ようやく完成。
今回一連の流れを見ていたので清水の流れる経路もちゃんと理解できました。
これは今後自分の手でメンテをしていく上で非常に重要な情報です。

上の画像の青矢印が海水の流れ、赤矢印が清水の流れ。
海水の方はシンプルで、インペラで吸い上げた海水がダイレクトに熱交換器のコアに行きます。
清水(クーラント)は循環しているのでどこが起点というのもないのだと思いますが、清水ポンプからまず下に向かう太い配管で熱交換器の底部分に行き、海水に熱を移動させたあとは水温センサーのところを通って清水ポンプの上側からまたポンプに戻るイメージです。
今までは水温センサーのところから温水器と温風ヒーターへ行っていたのですが、今回は上の方に見える透明ホースでバイパスさせています。
その透明ホースの拡大画像です。

結局取り付け作業とテストで3時間ほどかかりました。
プロのメカニックが作業している手順をそばで見るのは非常に勉強になります。
次からは自分でやろうと思います。

ようやく直りました〜!
まず定期的なメンテというかチェックを怠ったのが原因なのを痛感、今後は気を付けます。
やはり前のオーナーから受け継いだら各部の状態把握のために不安のあるところはひと通りは開けてみないとダメですね。
そして今回はプロにお願いして手順ややり方を手伝いながら間近で見られて、冷却系の仕組みを身をもって一通り理解できたのは大きな収穫でした。
翌々日、近所を2-3時間連続して機走してみて問題ないことも確認できました。
これからいい季節なので、セーリングをまた楽しめます!






























































