スモールボートセーリング - Small Boat Sailing

ホビーアドベンチャーアイランドを改造しながらセーリングを楽しむブログ

AIをカートップで運ぶ 3 

今回は使用する各部の市販のパーツについて。

船体をルーフトップまで引っ張り上げるハンドウインチは、価格とサイズのバランスでこれがよさそう。見た目上は御本家についているものと同じような感じに見えます。
引っ張り重量727kgまでなので充分すぎる性能で、9083円。
材質がスチールなんですが、海水が掛かっても洗い流す前提です。

エスコ 727kg ハンドウインチ(自動ブレーキ付) EA989SC-4


固定式の滑車は見た目上なるべく背の低いものが、スリーエッチのステンレス製のものを見つけました。



部品の選定をしながらPCでも基本設計をスタート。
これは正面図のイメージ。
車、フネともに検討用なのであくまでもラフイメージで、そこにCGで合成しています。
斜めの赤っぽいのが引っ張り上げるロープで、斜めのスロープはまだ未設計。


引っ張り上げる斜度は45度よりややゆるめを想定していますが、これも作り勝手次第で今後柔軟に変えていくかも。
これを見ると上げ/積み降ろし時には車の横にだいたい車1台分のスペースが必要そうです。

そしてこれが既存のTUHLEの前後のキャリアバーを繋ぐようなアルミフレームのCGイメージ。
バーとバーの前後間隔はなるべく長い方が安定するので、174cmで設定。
この間隔は、船体を滑り上げるときのスロープの間隔にもなるので、広いのに越したことはないと思います。


THULEのキャリアバーの3Dデータはネットから拾ってきました。
作っておいてくれた先人に感謝。

データ上はまっすぐのキャリアバーですが、改めて自分の車に付いているバーをよく観察したら、まっすぐだと思っていたのが車のセンターに向かって盛り上がるように微妙に弓状にアールが付いています。
設計上これが問題になることはないのですが、ルーフキャリアのバーってまっすぐじゃないんだ、、と。
なお今回の設計上はこのアールは無視しています。

THULEのバーとアルミフレームの接合はこんな感じ。
(同じくCADでモデリングしてCG化)
M6のボルトと板ナットでTHULEのバーもろとも上下に挟み込むような構造です。
(画像の黄色いパーツがアルミの板ナット。わかりやすく色をつけています)

本当はTHULEのバーの両端には黒い樹脂のキャップが付いているのですが、
このシステムを付けるときは少なくとも片側2個はキャップを外す前提になり

このキャップを外したバーの内部空間は自由に使えるので、ここを使ってアルミフレームの固定やスロープ部分の固定など、いろいろ工夫ができそうということもわかりました。


今後この前後に渡したアルミフレームに滑車やウインチを取り付けるような感じになると思います。
あとは最難関の斜めのスロープ部分とその接続部分をどう作るか、、引き続き悩み中。