スモールボートセーリング - Small Boat Sailing

ホビーアドベンチャーアイランドを改造しながらセーリングを楽しむブログ

セーリング 葉山公園

セーリングです。
最高気温も2けた行くかどうかの寒い日で、風も2−3mと弱めでした。

逗子湾を出ると富士山が雲に隠れながらもくっきり。
森戸の白灯台まで来るとこんな風景を見ることができました。
新春にふさわしいですね〜


この後富士山にかかっていた雲はさらに濃くなってしまいました。

お昼ごろ葉山公園に到着。
寒いのでガラガラと思いきや、、結構な人手でカヌーなんかも出艇していました。


公園でランチを食べて帰ろうとしていたら、ご年配の男性に、いい船ですね、と声を掛けられてしばらく立ち話。
その方はヨットの造船所で働いていたとのことで、AIの各部を興味深そうに覗いていました。セール面積が小さいので今日みたいな微風だと走らないんです、と話すと、「マストを延長して高くしちゃえばいいんじゃないですか。」とアドバイスいただきました。
以前もそう考えていたけど、専門家の方に言われると改めてちょっとその気になったり。。
カーボンのテーパー管を作ってくれるところも岐阜?の方にあるそうです。

話が弾んでアメリカズカップの話になり、2000年?の時のレース艇の建造にも関わっていたとのこと。建造メンバーは一般公募されて全くの素人も集まったりして、デザインは有名なヨットデザイナー、横山一郎さん、名前は忘れてしまったのですが東大の教授の方を中心に設計・デザインされ、いくつかのスケールモデルを経て最終的には2艇を建造したと。総予算は34億円!今の時代、なかなかヨットにそれだけの額を集めるのは難しんじゃないでしょうか。(今はフネも進化していてもっと高額でしょうし)

それまでのカップ艇は愛知で作られていて、今回はどうしても関東で作ろう、ということでIHI新杉田工場に掛け合って工場の一部を間借りしてそこで作ったそう。
IHIというと勝手に重厚長大なイメージがありますが、昔はIHIFRPのボートやヨットを作っていて技術者もいた、という話も初めてでした。
最後にまた話はAIに戻り、ハルがポリプロピレンだと話すと紫外線で劣化するので絶対にカバーをかけたほうがいい、とアドバイスいただきました。

15分ほど色々興味深いお話を聞くことができました。
話の流れ上お名前は聞けませんでしたが、たぶんその界隈では有名な方なのかもしれないと思ったり。

帰りはさらに風がなくなり、1mあるかどうか。
森戸からは追い風になったのでメインは畳んでスピンだけでゆっくりと。


今日のログです。
コンディションはイマイチでしたが、初富士山、造船技術者の方のお話、と色々楽しかった。




セーリング 江の島

今年のラストセーリング

朝艇庫に着いたら、まずこの間の続き、トランポリンのショックコードを残り3本分交換。
古い劣化したのをハサミで切って、新しいショックコードを穴に通して例のボール状の持ち手をつけます。こんな感じで左右とも完成。


浜に出して艤装して気づいたのですが、このボール状の持ち手、コードを引っ張る時に引っ張りやすいはもちろん、こうやって航行中にコードがぶらぶらしないように留めておける〜 これは便利。



留めないとこうなって、ショックコードが下に垂れ下がってビシャビシャと海面についてしまいます。


正直今までず〜っとこの状態だったのでいまさら、なんですが、、今後はこうやってコードを留めておくことにします。ちょっとでも水の抵抗を減らすためにも(笑)

でも純正のコード持ち手についていたスナップホックみたいなのはどうやって使うんだったんだろう。。(今でも謎)

今日は5-6mの北東風、久々に江の島に。
気温は最高10度くらい。
10時に出発して、周りに誰もいなかったのですぐに湾内でスピンをあげてビュンビュン進み、11時には江の島ヨットハーバーに着けました。平日なので巡視船うみかぜ以外フネはまったくおらず、静かなハーバー。


まだまだ時間もあるし、風もいい感じなのでさらに西へ、烏帽子岩を目指してみることにしました。
江の島ハーバーを11時半に出てスピンを上げて島の南を進みます。
この角度から見る江の島もひさびさ。


島陰に入ると数分間は風がなくなりましたが、影を出るとまた風が戻ります。
が、島を離れるにつれてだんだんと風が弱くなり、体感2-3mくらい。
空気が澄んでるので遠くにはっきりと烏帽子岩が見えるんですが、なかなか近づかない。
12時10分を過ぎた時点で、もう無理かな、、と引き返すことにしました。
わかりにくいですが、マストの右に見える白いフネのすぐ右に岩がハッキリ見えてはいるのですが。。残念。


引き返してからはひたすらポートタックのクローズ。江の島の東側に出てからは風も5−6mまで回復してきましたが、進みたい方向に進めず、足漕ぎで無理やり風に向かう感じで足が疲れました。。
陸風なのでクローズで走っているとどんどん岸から離れてしまい、最終的に逗子沖でタックした時はかなり沖まで来ていました。ドライスーツを着てても寒いし。

逗子に着いたのは15時過ぎ。
前半の江の島までは快適なスピンランを楽しめたけど、後半は上りと寒さにひたすら耐える2023年の乗り納めでした。





セーリング&キャンプ 和田長浜 DAY2

翌朝5時半には起きて朝日が昇るのに間に合いました〜


潮はこんなにも引いてました。
でも出発する頃にはもうちょっと満ちてるかも。

朝食、撤収を済ませて8時半に出発。南西の風7−8mくらい。


スターボードタックのクローズで諸磯方面を目指します。
途中1回タックして、ポートタックになったら沖合に灯標がちょうどいい目印になったので、そこを目指すことにします。
風もまあまああるけどうねりが結構すごい。

灯標には9時到着。
前々回のキャンプの時もそばを通った、相模網代崎沖灯浮標(通称赤白ブイ)です。


そこからタックしてまた諸磯方向へ。さらにうねりがキツくなってきて諸磯崎灯台の沖まで来たところでうねりがさらに大きくなり、これは、、と引き返すことにしました。その時点で50%くらいにリーフ。

そこからは斜め後ろから風とうねりを受けるし、10分に1回くらいの頻度で大波が来て、大波を真後ろから受けるとまずいので、斜め後ろを常にウォッチしながら。
当然写真を撮る余裕なんてありません。。

うねりに気をつけながらまた相模網代崎沖灯標を目印に進み、9時35分に灯標に到着。
付近にはクルーザーがたくさんいて、ちょうど待ち合わせ場所になっている感じでした。


こうして改めて写真を後から見ると、うねりの感じはあまり伝わらないですが、正直いままで経験した中でいちばん大きなうねりの連続でした。。

10時ごろには亀城礁に到達。
やっぱり今日も灯標の周りには白波が立ってて危なそうな雰囲気。


とにかく安全のために早く岸方向に寄りたいけど、ランニングだと真後ろから波を受けるのが怖くてそれができず、なかなかダイレクトに岸方向に行くことができません。。

それでも長者ヶ崎を過ぎる頃にはうねりもだいぶ小さくなり、11時半には逗子に着きました。ずっとうねりと格闘していて水を飲む暇もなかったなあ。。
うねりに乗ってスピードは出たので、諸磯沖からは2時間くらいでした。

その後艇庫でYさんに久しぶりに会って話をしたら、今日は湾内帆走だったそう。
今日はかなりきついコンディションでしたが、無事何事もなくなにより。

帰りのログ。
ちょうど赤い矢印のところが転針の目印にしていた灯標のところです。
こうして地図を見ても上の方の矢印、亀城礁は逗子から三戸浜、諸磯方面に行くときのほぼ最短距離上にあたるので、今後も目印としては使えそうですね。



セーリング&キャンプ 和田長浜 DAY1

今年もようやく行けました、セーリング&キャンプ。
10月いっぱいは仕事も忙しくて、水曜日頃に週末の天気を見て、ここしかない!と計画、出艇届をショップに提出しました。

3日の金曜日はちょっと風が弱め、昼ごろに風向きが反転するのが、4日の土曜日は逆に午前中を中心に風が強めな予報なのがちょっと気になります。4日は風向きもちょっとでも西寄りに傾けば、クローズ気味になってちょっとつらそう。
また気温は2日とも最高気温は25度、最低14度の予想なので、去年のように夜寒くて寝られないことはなさそうです。


朝8時ごろ到着したらまだ艇庫のゲートが開いてませんでした。。ゲートが開いたらすぐに艤装を済ませて9時半に出発。
風はオフショアで弱め、追っ手なのですぐにスピンを上げます。



灯台過ぎた頃からだんだん風向きが変わり、クローズで葉山公園方面へ。
葉山公園までは1時間、その後も荒崎を目指しますが、真上りで、足漕ぎしながら無理やり風上へ進みます。風は2-3m。
はるか遠くに見える荒崎がなかなか近づかない。。


荒崎へは直接向かえないので、あきらめて少し西方向に振ってポートタックで遠くに見えた灯標をまず目指して、そこからタックして一気に和田長浜へ向かうコースを引きました。


12時50分に灯標に到着。
あとで調べたら亀城礁灯標という名前の灯標らしいです。
名前の通り岩礁があってその危険を知らせるための灯標ですね。


灯標のてっぺんに付いている三角形を2つ組み合わせた形は、船舶免許の時に必死で覚えた、「西方位標識」というやつです。(覚えておくとちゃんと役に立つんですね)
この標識の西側は通っても安全、逆に東側は暗礁などがあるという意味。画像は北側から撮ったので、右側は安全、左側は危険と言うこと。ただすぐ右側も変な波が立ってるので、周りには近づかない方が良さそうです。

海保のページより。
西方位は三角形の組み合わせがワイングラスみたいなので、WINE=WESTと覚える、と教わりました。逆にEASTはエレベータのボタンみたいなのでEAST=Elevatorと。


灯標の西側を回ってからタックしてスターボードタックになり、そこから一気に和田長浜を目指します。この灯標は今までは岸寄りから遠くに眺めるだけの存在でしたが、そばまで行ったのはこの日が初めて。ここまでくるとだいぶ沖合に来たな、という感じです。
このころには少し風も上がってきて推定4−5mくらい。
荒崎からは岸寄りを海岸沿いに進みます。



荒崎から南はこんな感じの地形マニアが喜びそうな岸壁が続きます。



13時15分には和田長浜沖。沖からでもメインの浜はかなりの数のテントが見えました。
やっぱり連休だからな。。


まだ時間があったので、南の三戸浜まで行ってみることにした。
風はさらに上がって体感6−7m。

13時40分に三戸浜到着。
着けた場所から少し北側の漁協の隣のトイレを使わせてもらいました。
ここの海岸線はきれいに弧を描いていてきれいです。
寒いからか、だーれもいません。


トイレを済ませてまた岸から出ようとしたら、浜にいた男性に声をかけられました。
話してみると彼はなんと今はマリンボックスのレンタルヨット会員でミニホッパーに乗っているというIさん。今日は三戸浜にたまたま遊びに来たそうですが、奇遇ですね〜。
いろいろ話をして再会を約束して連絡先を交換したりしました。

三戸浜を出ると、追っ手の風で一気に和田長浜へ。
途中、去年キャンプをした黒崎の鼻を通過。
毎度通るたびに思うのですが、この丘の上に建っている白い家は絵になりますね。
家からの眺めも絶景なんだろうなあ。特に夕日が。住んでみたい。


14時40分くらいに和田長浜に到着。
着けたのは2年前と同じ浜。(たぶんほぼ同じ位置)
さっそく荷下ろし、テントを張って、と準備をしていたらあっという間に16時半くらいに日没になりました。


富士山がくっきりときれいでした。
暗くなると人もいなくなってひとりぼっち。
急にちょっと寒くなります。


19時には食事も終わって満潮も過ぎたので、船が流されないように引き上げて早めに就寝。夜も寒くなくて快適でした。

今日のログです。赤い矢印のところが西方位標識のところ。
22.4kmの距離を5時間10分で走波。
ログを見ても、南風の時に荒崎を回って南方向に行くときは、亀城礁灯標が一つのタックポイントというか通過ポイントとして今後も使えるかもしれないです。




トランポリンのショックコード交換

トランポリンを収納時に丸めた状態で留めておくショックコードのつづきです。
縫合だけのためにアカごとトランポリンを家に持ち帰るの、面倒だな〜、なんとかならないかなと色々考えていて、いいものを見つけたので使うことにしました。

端がボール状の樹脂パーツになっている荷物用のショックコードです。
引っ張る時にボール状の部分を手に持って引っ張れるので、今より楽になりそうな感じ。値段もリーズナブル。

 

メーカーの商品情報はこちら:

https://yutakamake.co.jp/product/rubber/rubber06/1824

ユタカ ゴム ボール止めバンジーコード 5mm×300mm 青 BCB308

 

長さも30cmと元々のショックコードとほぼ同じ長さで、カラーバリエーションがあるので、メインセイルのブルーに合わせてライトブルーを選択してみました。

届いたのがこれ。想像と違って樹脂の黒ボールの中ではショックコード同士が結ばれているのではなく、針金でカシめてありました。しかもこのパーツはマリン用ではないのでスチール。

もうひとつ誤算はこのショックコードは表面がブルーの生地で覆われているせいか普通のショックコードより伸縮性がない。。トランポリンを丸めた状態を束ねるには短すぎ。

 

そこで今回は樹脂のボール部分だけ使って、そこに普通の黒のショックコードを組み合わせて使うことにしました。ボール内部での両端の結束はいつもの結び目を作る方式です。必要な長さプラス結び目を作る分で合計60-61cmでちょうどいい長さになりそう。
これが仮組状態。


艇庫に行った時にまずは片方だけ替えてみました。
これが新旧比較。


これがトランポリンを束ねてみた状態。いい感じです。
フックに引っかけるときに引っ張る感じも、手でしっかりと持てるのでオリジナルよりやりやすい。


残り3本分も近いうちに替えてみたいと思います。

セーリング 葉山公園

今日は朝から強風予報。
ショップで出艇手続きをすると、北風の強風なので目の届く範囲でということなので、森戸沖あたりまでにすることにしました。
灯台を超えると8−10mくらいの風。しかもオフショアなので何かあってもどんどん沖に流されていく事になるので注意が必要です。

江の島方向には富士山もばっちり。


今日はあんまりフネも出てない感じでしたが強風の中森戸沖まではあっという間に到着。30分も掛かってない感じです。
行きはあっという間だけど、帰りはド上りで波も高くて水しぶきをあびるとスプレージャケットを着ててもぶるぶる震える感じ。
上りのときは最終的に70%くらいまでリーフして対応しました。

とにかく寒くて、、12時過ぎには着艇。

時間もあったのでいつもより念入りに潮出してたら、トランポリンをアカに巻き付けた状態で固定するショックコードがかなり劣化しているのに気づきました。


一番根元の部分がいつも湿った状態になりがちなので、こんな風に白化してゴムも伸びきってしまっています。いつ切れるかわからないので、家で補修するためにゴムをカットして持ち帰りました。

この部分は直径4-5mmのショックコードが使われているみたいです。
手で引っ張る部分のナイロンテープ(帯の部分)のミシン目をほどくと、ショックコードの端と端をつなぎ合わせている結合部が。


結合には他の部分と同じくステンレスの針金が使われてましたが、一部が錆びて折れて、分離している状態。これはもうすぐ結合部も破壊しそうな勢いです。

ここは万一切れても命にかかわるような所ではないですが、画像左のナイロンテープの縫製を完全に解いてみないと中の結合状態を確認できないので、ステンレス部が錆びて破壊してしまうと、使ってていきなり切れる、こともありそうだなと思いました。

今回は結合部含めて交換前提で作業していきます。


新しいショックコードを用意して、端と端の結合にはまた錆びるだろうステンレスは使わずに糸の縫い合わせでやってみることにしました。

が、、考えてみたら、縫い合わせて結合するのは艇庫にあるトランポリンの穴を通してからでないとできない、、つまり作業は艇庫でやらないとだめなんだった。。

これから寒くなる屋外の艇庫で繊細な裁縫作業をするのはちょっといやだったので、いつか車で艇庫に行った時にトランポリンごと家に持ち帰り、家で残りの作業をすることにしました。それまではトランポリンを束ねるゴムが片側だけになっちゃいますが、まあ問題ないでしょう。