今日はスピンネーカーキットを取り付けるために、工具一式を車に積み込んで艇庫に向かいます。コンディションもあまりよくないので今日はセーリングはなし。
キットに含まれているほとんどのパーツがセルフドリルタイプのネジで取り付けるようになっているので、基本的には電動ドライバーだけがあればどんどん取り付けていくことができます。セルフドリルタイプのネジは先端が特殊な形状になっているので、下穴を開ける必要がなくて、ネジをそのまま電動ドライバーで回していくと穴が開いてネジがねじ込まれていく感じです。非常にカンタン。
フロントブレースのメインシートとファーリングラインのカムクリートに並ぶように、第3のカムクリートを取付け。（中央の赤い矢印）
ここには元々ブレース側にねじ穴が切ってあるので、穴を開ける必要もなくてネジ2本で固定するだけです。
リアの左右のアカには回転式のスイーブルカムクリートと追加で買ったフェアリードアイを取付け。
フェアリードアイ（右側の矢印）はできるだけ外側にあるのが有利なので、アカのアルミパイプがカーブし始めるぎりぎり手前の辺りにステンレスネジ2本で固定します。
カムクリートの方はネットの取付動画を参考にだいたいの位置で。
ただ、これは実際使ってみてわかったことですが、このカムクリートの位置はトランポリン取付用ベルトと位置によっては干渉するので、慎重に決めた方がいいです。
私の場合はトランポリンのベルトと干渉してしまい、ベルトがちょっと取り付けにくくなってしまいました。。
右側のアカの中央部にはスピンハリヤードを一時的に留めるクラムクリートを取付け。
スピンをしまっている状態で風が吹いたりするとスピンが少しバッグからはみ出してしまうのですが、ここでハリヤードを固定しておくとそれを防ぐことができます。
ただこれものちのち何回か使ってみてわかったのですが、ここにスピンシートを固定できるのが利点ではあるのですが、何回かスピンを上げるときにハリヤードがここに意図せず引っかかってキンクしてしまい、スピンを上げたいのに途中で止まってしまうことがあって、もしかしたら付けなかった方が良かったかも、と思ったりもします。スピンを上げるときはとにかく一気に上げてしまいたいのですが、ハリヤードを全力で引っ張りながらここに絡まないように気を遣うのがちょっとめんどくさいです。
次にバウにバウ･プーリー・トラベラーを取付け。
既存のアイに取り付けます。
ブルーのロープの先端にはスピンのタック部を取り付けるのですが、毎回の取付け/取り外しがワンタッチでできるようにステンのカラビナをつけておきました。
スピンを付けるとただでさえ艤装時間が長くなるので、こういう細かい工夫の積み重ねで少しでも艤装時間が短く済むようにしていきたいと思います。
同じ理由でこのバウ・プーリー・トラベラーはいつも船体に付けっぱなしです。
スターン側に既にあるアイにはプラスチック製のシングルブロックを取付け。(写真がありませんが、、）
そのシングルブロックの手前、ハル右側面には少し上向きにスピンのハリヤードをリードするフェアリードを固定。
スピンバッグは右側のトランポリンの上に。これは毎回取り外す前提なので、付属のナイロンベルトで固定。
スピンマストヘッドはマストの先端に挿すだけ。これも毎回取り外す前提。
だいたい2時間くらいで作業は終わりました。
ひと通り艇庫でスピンを上げ下げしてみましたが、うまく行きました。
次に使うときが楽しみです。
